内容は微妙だったけど「スーサイド・スクワッド」で強烈なイメージを残したハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビー主演!…も大切ですが、個人的にはサイモン・ペッグ目当てに観たかった今作「アニー・イン・ザ・ターミナル」。
当初、新宿シネマカリテでしか上映されないのでは?と、不安でしたが、なんとか関西でも上映をしてくれることに!ありがとうございました!
関西はシネマート心斎橋で1日1回のみの上映
公開は8月18日(土)から1週間限定。その上、上映は18時〜19時40分までの1回のみ。しかも翌8月19日(日)は上映なし!?その後も1日1回の上映が2日に1回行われるスタイル。こんな映画ははじめてで驚きました。
●大阪上映、明日から始まります!
— annieterminal (@annieterminal) 2018年8月17日
8/18(土)18時〜
シネマート心斎橋にて
オンラインチケット予約絶賛受付中です。
東京カリコレ上映では全回満席でした!旬な女優 #マーゴット・ロビー の魅力全開、#サイモン・ペッグ のファンも必見! pic.twitter.com/1JbbO801Of
公式ツイッターで「新宿では満席」という呟きもあり、ちゃんと席を取れるか緊張しましたが…割とゆとりもあり安心(笑)とは言え、気になる方は早めのご予約をおススメします。E列でも画面から近く感じる小さな劇場なので、前の方はしんどいかもしれません。
あなたは、ちりばめられた【謎】を解き明かせるか?
ひとまず公式サイトのイントロダクションを拝見。
今ハリウッドで最も注目される女優マーゴット・ロビー。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でブロンドの美人妻を熱演した後、「スーサイド・スクワッド」で当たり役ハーレー・クインを得、さらに「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。また、マーゴットは、映画制作会社LuckyChap Entertainmentを自身で立ち上げ、プロデューサーとしても手腕を発揮。今後公開される作品では、ハーレー・クインを主演に迎えたスピンオフ「ゴッサムシティ・サイレンズ(原題)」をはじめ、「レディ・プレイヤー1」プロデューサーと共にロビン・フットの意思を継いだ女戦士を描く「マリアン(原題)」など、スタジオ作品で次々と主演&プロデュースを手がける。
ちなみに…公式サイトには登場人物の役名が記載されていませんが、それぞれ下記の通りです。
不治の病を抱える国語教師のビル / 経験豊富な暗殺者のヴィンス
イケメン暗殺者のアルフレッド / 足の不自由な老駅員クリントン
続いて簡単なストーリー&予告動画
ロンドンの地下鉄の終着駅のとある街。ダイナーで働く女には別の顔があった。妖しい謎の美女として街の裏側で起こる厄介ごとを密かに片付け始末する ダイナーにやってくる一見何の関係もない客たち。実はアニーには目的があり、それは壮大な復讐劇のはじまりだった―
予告を観て思ったのは「ハーレイ・クインと同じ、いっちゃってる女の人」なんだなということ。実際に映画がはじまっても「実はアニーには目的があり、それは壮大な復讐劇のはじまりだった―」が、何を意味しているのか分からず…終盤まで「何を見せられているんだろう?」状態でした。
ちりばめられた【謎】について言えることは、台詞に含まれています。「この台詞はそういう意味だったのね」「この台詞はこれを示唆していたのか?」という具合に最後に「あぁ」っとなる系の映画です。主要人物はポスターの5人なので、彼等の台詞を注意深く観察するのが楽しむコツでしょうか。
ここにも「極上のリベンジ・スリラー」とありますが、本当に誰の何に対するリベンジなのかが分からないので、そこはモヤモヤします。物語の舞台はブレードランナー的な荒廃感のある駅で、終始うす暗い感じ。「台詞を注意深く観察」とは言ったものの、気にしすぎるとネオンが輝く街(駅)の雰囲気を楽しめないので、肩の力を抜いて観てください。アニー(マーゴット・ロビー)が様々な衣装で出てくるのも見所ですよ。
レビューサイトではいまいち?
満点が星5つの中で映画.COMは2.1、yahoo!は2、Filmarksは3.1でした(2018年8月19日現在)。ちなみに海外サイトでも…人を選ぶ映画なんだなと思います。Filmarksはコメントも多く、これから観ようと思っている方にも、他の人の反応が気になる方にもおススメです。個人的にはギリギリ3!という感じです。
重要なネタバレを含む感想
主人公アニーの表向きの狙い
街を影で操る?Mr.フランクリンから仕事と多額の報酬を受け取ること。現在雇われている暗殺者ヴィンス、アルフレッドは邪魔者ということになります。では、国語教師のビルはどう絡んでくるのか?彼は不治の病を抱えており、自殺を考えつつも死にきれない様子。そんな彼にアニーは「死」を積極的に進めるのです。
主人公アニーの本当の狙い
復讐相手は2人。1人はMr.フランクリンこと、足の不自由な老駅員クリントン。物語の終盤で、実は主人公がアニーとボニーの双子という事実が判明します。(ヴィンスがアニーにしつこく「雰囲気が違う」と言っていたことや、ビルが一瞬だけ外にいるボニーに目をやるシーンが伏線?)
そもそも駅員姿がHPやポスターの顔と違うのでハナから怪しいという…
実はMr.フランクリンは彼女達の父親だったのです。しかし、彼は子どもがいた事実を知りません。理由は母が子どもの存在を隠して育てていたから。付き合う中で、彼の残忍な性格に気づいたことが原因です。そんな母親はMr.フランクリンの裏の顔、人を殺す現場を目撃したことで焼き殺されてしまったのでした。
殺害方法はロボトミー手術を施し、そのまま刺殺…手術の意味は???
もう1人のターゲットはサイモン・ペッグが演じる国語教師のビルでした。母を殺され施設に入ったアニーとボニー。昼間は厳しく「悪い子だ」と叱責され、夜は性的虐待を受けていたことが理由です。彼女たちはビルに自分たちのことを思い出させた上で、殺すことにしました。
物語中は死に悩んでいたこともあり?そんな悪人には見えなかったビル。
***
物語終盤すべてがアニー/ボニーの計画通りだったことが判明して、終わり。なかなか目的が見えてこない=登場人物に感情移入ができない!ということもあり、特にスッキリすることなく終わってしまった印象です。
アニー/ボニーのキャラクターは、本当にハーレイ・クインに近いモノを感じました。彼女の出演作を観るのは、これが2本目なので「同じやん!」と。ストーリーはあれでしたが、各人の演技や画面の雰囲気は良かったです。大筋を分かった上で観なおしたら、評価が大きく上がる…ことはないかもしれませんが(笑)少しだけもう一度観たいと思う不思議な感覚です。上映期間も回数も少ないですが、気になる方はぜひ!価格も少し安めの1300円とお得?ですよ。
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